学校にいきづらいこども達へ

当こども食堂では、奈良県「若者のための居場所」への登録を行い、ひきこもり相談窓口を設置し、ひきこもりに悩む当事者やご家族からの相談に応じています。また社会から孤立し、生きづらさを抱えるこどもや若者にとって、安心できる場で穏やかに過ごしたり、気の合う仲間と交流したりすることで、等身大の自分を取り戻すことが何より大切だと考えており、こども達や若者の居場所として、学習支援(ウェブ、対面)や、パソコンくらぶ(プログラミング教室)やアニメイラスト講座などを実施しており、いずれも無料でご利用頂けます。

 

お気軽にご相談、ご見学くださいませ。

 

学校に行きづらい、ひきこもりになってしまったら、、、

 

こどもが不登校になってしまうと、親は心配になり、親子関係や家庭の雰囲気も暗くなってしまいがちです。長年に渡るわが子の不登校、ひきこもりの経験を通じて、こどもが学校に行きづらくなってしまったらどのように接したらよいのかを、以下に記します。

 

●不登校は人生にとって悪いことと決めつけずに、こどもが自分と向き合う時間、また親にとってはこどもと向き合う大切な時間がきたと思ってください。(学校に行かない=普通ではない、と思わないでください)

最も大切なことは、「家庭こそが、こどもにとっての心休まる居場所となる」ことです。特に母親とともに父親の役割は非常に重要です。父親はこどものことを母親に任せてしまいがちですが、こどもはよく親のことをみています。どれだけ自分のことを親身になってかんがえてくれているのだろうかと。たまの休みには、こどもと一緒にゲームをしたり、遊びに出かけたりしながら、「共に苦しい時期を過ごす」ことで、こどもはやがて心を開いてくれるようになります。

 

 

●学校に行かない理由というのは人それぞれです、理由があって学校にいかない、あるいは朝起きれないのですから、無理に行くこと(行かせること)が、回復に繋がらないことが多いと理解ください。

 

 

●本人が感じている不安や悩み、学校に行かない理由を根気よく聞いてあげてください(結論、結果を早急に求めないこと)。

 

●「自分は生きている価値のない人間だ」、「死にたい」など自己肯定感が非常に低下することがあります。心が休息を求めていると理解すべきです。学校でのこと、友人関係がうまくいかない、勉強が難しい、親子不和など、様々なストレスにより、自分の心と体のコントロールがうまくいかないことも大きな要因の一つです。こどもから話を聞く機会を作る、また専門医や心理カウンセラーなどに相談するなど、心のケアを少しずつ図っていきましょう、お気軽にご相談くださいませ。またASDやLDに、二次障害としてうつ病等の精神症状を起こしていることもありますので専門的な診断と治療をお薦めします。

 

●できないこと(できなくなったこと)に目が行きがちですが、そうではなくて、できること(小さなことでも)に目を向け、そこに親子で喜びを見出せるように、親はほめ上手になってください。

 

●自分(親)は、こどものことを心配していると、あえてこどもに伝える必要はありません(度々いうこと自身悪影響になることもあります)

 

●よくありがちな間違いとして、不登校への対処として「学校に復帰できれば全て解決」というわけではないことも多いです。

 

●こどもが大人になっていく過程において、大切な学ぶべきことは、「学校に行くことが目標」であるはずもありません(学校で学ぶことも多いのも事実ですが)。もっとも大切なことは、こども達が自分の将来の進路を考えられるように、まずは①心身の静養を取ること。②そして元気が戻ってくれば、学校に行くことを促す以前に、こども達が自らの進路を主体的に捉えて、「社会的に自立できるように」様々な選択肢を共に考えることが大切であると思います。

 

●心の状態や体調が落ち着いてくると、子供たちは、不登校を乗り越えるために「何かしたい・しなければいけない」と考えるようになります。そのためのサポートを必要としている状態です。例えば、

 

 心の悩みについての相談

 自分の気持ちをはっきり表現したり、人とうまくつきあったりするためのすべの相談

 学校の勉強についての相談や手助け

 進路、進学するための相談や手助け

 友人と知り合えたり、仲間と過ごせたりする居場所

 

●回復期において、特に大切なことは、「家以外の心の居場所」を一緒に見つけてあげることです。

 こども食堂の学習支援(ウェブもあります)

 こども食堂のアニメ・イラスト講座、クリスタくらぶなど

 こども食堂でのボランティア

 などこども食堂では、家以外の「居場所」の提供に努めております。

 

 また、学校が合わないこともよくあります、転校してみることを一つの選択肢です。

 

相談を受付けていますのでなんなりとご相談くださいませ。

 

●不登校からこどもが前を向いて歩いていけるようになるのにかかる時間はそれぞれですが、かりに数年かかったとしても、長い人生においては、深刻な損失ではなく、後世においては貴重な経験であったなあと思える日がきっと来ます。こどもと向かいあう貴重な経験をあせらず共に過ごしてください。

 

●回復期においても、毎日~数週間、数か月周期で、調子のよいときと悪いときが繰り返されます。日々の起伏に一喜一憂せず、どっしりと構えてください。できないこと(以前はできていたのにできなくなったこと)に目を向けるのではなく、日常の中でできるようになったことに目を向け、ほめてあげてください。

 

●こども食堂では、不登校のこどもを育てた経験や、心理カウンセラー、社会福祉士、学校教員、医師、看護師など教育、児童福祉に関わるプロフェッショナルから構成される文科省 大和郡山家庭教育支援チームのチーム員がこども達とその家族をサポートいたしますので、なんなりと気軽に相談くださいませ。

 

当法人における支援について

 

以下の支援を行っています。気軽にご相談くださいませ。

なお本法人は奈良県「若者のための居場所登録制度」に基づき、「若者のための居場所」として県に登録されています。

詳しくはこちらから。

 

子育て相談窓口

こども食堂では常時相談窓口をオープンしており、メールでのご相談申込を行っています。またこども食堂開催日には、開催日の10~15時に、会場(大和郡山市南部公民館和室)にて子育て相談室を開催しています。いずれも以下により申込、お問合せくださいませ。


ウェブ学習支援

小学生~中学生(高校生層は要相談)を対象に、ウェブを利用して、毎週水曜日夜と月2回土曜日夕方に1対1での遠隔での学習支援を行っています。必要に応じて、使用機器(パソコン、書画カメラ等)を貸出しており、ご自宅より参加頂けます。いずれも無料です。


パソコンくらぶ

中高生以上の若者の居場所として、プログラミングを学び、また共に学ぶ仲間との交流を通じて気の合う仲間づくりと、将来に向けての自立へのステップを養う機会を提供しています。

全くプログラミングを触ったことのない方からスクラッチなどの教育アプリを触ったことのある方など、気軽にご参加頂けます。C# わーくショップでは、将来の就労に直結するプログラミングをアプリ制作を通じて、講師の先生より学ぶことができます。なお本法人は奈良県「若者のための居場所」に登録されています。

 

対象:中高生以上の若者など プログラミングを学びたい方

 

開催頻度:月1回程度日曜日10~12時(都合により変更あり)

開催場所:せいじゅん たすけあい こども食堂本部

     (大和郡山市筒井町1598、近鉄筒井駅下車徒歩5分)

費用:無料

持ち物:特になし(自身のPCを使いたい方はPC持参のこと)

 

主催:特定非営利活動法人 

せいじゅん たすけあい こども食堂

 

お問合せ・申込:事務局宛

info@seijyun.org)にご氏名、

 年齢、学校・学年(学生の方)

 をご連絡くださいませ。

 


アニメ・イラスト講座(対面)

こども食堂では、小学生~高校生層及び青年層を対象に、タブレットを利用して、アニメ、イラストを描く講座を月2回(土曜日午後)に実施しています。

くわしくは以下をクリックください。


オンライン自習(動画配信)

こども食堂では、小学生~高校生を対象に、ご自宅で、PCやスマホ、タブレットを利用して、オンラインでの動画配信による自習教材の利用(無料)ができ、いつでも気軽に勉強できるようにしています。

くわしくは以下をクリックください。


Contact

お問い合わせは、こちらをクリック下さいませ。