ミッション・ビジョン

共食と食育、様々な学びを通じてこども達の生きる力を育む

こどもたちと家族の豊かで充実した生活、地域福祉の向上、

地域社会の発展を通じた「支えあい、たすけあう社会」の実現

●共食と食育の機会提供

●とまり木, 居場所づくり

●たすけあいの心を育む   

 

 

こども食堂が全国各地に多く設立されています。

「こども食堂」と聞くと、こどもの経済的な面での貧困に対する支援だと理解されている方が多いが、こども達と日頃から接していると、こども達を取り巻く様々な課題に気づかされます。

 

「いきづらい」と感じているこども達が多い、またこどもを取り巻く社会は安心してこどもを産み育てることが困難になりつつあります。核家族化、少子化、都市への人口移動と地方の過疎化、実質所得の減少、共働き家族の一般化などにより、こどもを取り巻く家庭や地域社会が大きく変化してきています。

 

かつてはこどもを産み育ててきた家庭やこども、子育て家庭を支えてきた地域社会の子育ち、子育ての機能が、大きく低下しています。親子関係や、友達など周囲との人間関係に関する課題、例えばいじめ、不登校、ひきこもり、自殺、児童虐待、親子不和、こどもの経済的あるいは心の貧困が深刻な社会課題となっています。

 

私たちは、これらこども達と、子育て家庭を取り巻く社会経済的な変化の要因として、3つの「貧困」があると考えています。

 

●経済的な貧困 

 グローバリゼーション、国際競争の激化やITなどの技術革新による産業構造の大幅な変化による労働市場の大きな変化、正規雇用数の減少(非正規雇用率の増大)、終身雇用制の崩壊による実質所得の減少と、経済的格差の拡大による経済的な貧困

 

●つながりの貧困

 大都市への人口移動と地方の過疎化は、地域におけるコミュニティーの崩壊に繋がっています。各家庭においても核家族化、共稼ぎにより、家庭内の団らんや地域社会とのつながりの機会が減少しており、「あいさつしない(できない)こども」が非常に多いです。また多様性を受け入れる寛容な心や、支えあって生きていることを理解し、様々な恩恵に感謝する心、更には人のことを気にかけ、助け合って生きることの大切さを心に収め、共に行動する機会が減っています。またそれらの能力を醸成すべき家庭や学校、地域社会における「子育て力」が低下しています。

 

●経験の貧困

 親は親になるまで子育ての経験がない。こども達は様々な人と出会う経験(機会)が減少していることから、意見の異なる人とうまく議論し、協調しつつ自己を実現していくコミュニケーション能力を養う経験の培う場、機会が乏しくなっています。また精神的および肉体的に困難なことに挑戦する気力、体力、経験(機会)が乏しくなっており、こどもたちにおける「子育ち力」が低下しています。特に経済的に困窮されている家庭においては、経済格差が学力格差に直結しています。

 

今世紀半ば頃には、2000万人もの人口減少が予測されている日本社会においては、こども達の(潜在)能力の最大化=将来の日本の国力であることを踏まえ、家庭における子育て力の低下を補う、家庭でも学校でもない従来にない新たな機能体が必要であり、それがこども食堂のミッションであると認識しています。

 

私たちは、これらの3つの貧困の解消を通じて、こどもたちと家族の豊かで充実した生活、地域福祉の向上、地域社会の発展を通じた「支えあい、たすけあう社会」の実現を目指して活動しています。