新しい学びの形「EDUCARE」

 

今、社会、世界は、今まで私たちが経験したことのないような「新たな時代」を迎えつつあり、人工知能やICTの劇的な進歩や経済のグローバリゼーションの拡大により、激動の時代を迎えつつあります。

 

これからの次代を生きるこども達や青年は、これから10～30年後、どのような時代に生きるのでしょうか？

 

たとえば2050年はどんな世の中になっているのでしょうか？

 

先の時代を正確に予測することはかなり難しいことですが、例えば、人間の営みによって発生する地球温暖化ガスによってもたらされる世界規模の「気候変動」の脅威、先進国における「人口減少と超少子高齢化による労働人口の減少と地方の過疎化」、更には劇的な技術進展がみられる「人工知能」がもたらす社会と労働環境の変貌などは、世界中で様々な議論がなされておりますが、いずれもこども達にとっては、明るい未来ばかりではないとの予測がなされています。

 

私たちは、共食と食育、そして様々な学びを通じて、「こども達の生きる力を育む」を基本理念に、こども食堂を開始し、多くのご支援やご協力をえて、活動を進めてまいりました。

 

そして、新たな取組みとして2024年（本格事業化は2025年初夏より開始）より、こども達の未来のための「新たな投資」として、新しい学びの形「EDUCARE（エデュケア）」を開始します。

 

EDUCAREとは、ラテン語で「養い育てる」という意味であり、EDUCATION（教育）の語源とされています。またEDUCAREには、「食物を与え養うこと、前へ導き、成長させる」という意味もあります。

 

私たちは、本新しい学びの形「EDUCARE」を通じて、次世代を担うこども達を、次の時代（前）へ導き、成長させることを目指しています。

 

またこの事業は、「こども達の未来のための投資」でもあります。

 

もちろん、こども達からの「リターン（見返り)」を求めているわけでもなし、望んでもいません。

 

「その子の将来のための投資」として、こども達が将来自立し、幸せな人生が送れるように願い、可能な手を尽くしたいと考えています。

 

以上の構想に基づき、こども達の将来に役立つような知識や技術、スキルを実践的に身に着ける「新しい学びの形」として、「EDUCARE」を開設いたします。

 

本事業は、従来のこども食堂の事業とは以下の点で異なります。

 

●より深く、本格的に学びたいこどもが対象です。

●日頃生きぐるしさを感じているこども達の居場所であり、しっかりと学べる場でもあります。

 

●学校や学習塾など画一的、あるいは集団での学びが適していないこども向けの個別学習支援の場も提供します。

 

●こどもへの投資という観点より、保護者の皆さんには運営経費の負担をお願いしています。

　受講費は、講師の人件費、事務経費、機材等の購入費、光熱費などに充当する実費であり、収益事業ではございません。

 

 

当法人の強みである教育人材を活用し、これまでのこども食堂のコンテンツを超えた「より深い」学びを提供いたします。

 

その特徴は、参加のこども達や青年層の「夢」の実現にむけた、より「直接的で実務的、実践的な」学びを提供するコースとして、以下の3つを行います。以下に概要を記します。

 

●アニメ・イラストコース（経費負担あり）

　アニメーター、イラストレーター、デジタルグラフィックデザイナーに関心ある小中学生を主たる対象に、当該分野の基礎となる資格の取得を目指します、また美術系高校などへの進学指導も希望者には行います。

 

●プログラミングコース（経費負担あり）

　システムエンジニアなどの情報処理技術者に関心ある小中学生及び高校生以上の青年層を対象に、当該分野の基礎となる資格の取得を目指します。

 

●個別学習指導コース（経費負担あり）

　小中学生を対象とし、学校や学習塾（集団）での学びでは不十分なこどもや、より深く学びたいこどもを対象に、対面にて個別に学習指導を行います。また中学生には定期テスト対策も行います。